Synthesizer V Studio では、AI によるピッチの自動生成、ピッチカーブの直接編集、パラメータを使用した手動でのピッチ編集を併用することができます。
これにより、自由度の高いピッチカーブの編集が行えます。
ピアノロールに表示される最終的なピッチカーブは、ノート自体のピッチカーブと、パラメータパネルのピッチベンドが合算されたものです。
ノート自体のピッチカーブは、ノートのピッチモードに基づいて生成されます。
ピッチモードには歌唱モード、ラップモード、マニュアルモードがあり、ノートプロパティパネルでノートごとに設定できます。
歌唱モード・ラップモードでは、それぞれのモードに合わせたピッチカーブがAIにより自動的に生成されます。
「ピッチ推移」と「ビブラート」パラメータをもとにピッチカーブが生成されます。
歌唱モード・ラップモードでは、メロディや歌詞など様々な要素を加味してピッチカーブが生成されます。
そのため、ノートや歌詞を編集するたびに周囲のノートのピッチカーブが再生成されます。
マニュアルモードでは、ピッチカーブが自動的に変更されることはありません。
パラメータパネルのピッチベンドを使用して、複数のノートにまたがってピッチカーブを編集できます。
ダイレクトピッチ編集モードでは、ピアノロール上で直接ピッチカーブを編集できます。ここで描いたカーブはパラメータパネルのピッチベンドに反映されます。
マニュアルモードをオンにすると、歌唱モード/ラップモードで生成されたピッチカーブは、パラメータパネルのピッチベンドに移動します。
歌唱モード/ラップモードからマニュアルモードに切り替えることで、ピッチの再生成を停止し、カーブを固定することができます。
マニュアルモードのオン/オフ時にピッチカーブを維持するかどうかは、設定パネルで選択できます。